第3回大会

◇日本ラカン協会第3回大会報告

2003年11月29日、本協会第3回大会及び総会が、専修大学神田校舎において 開催された。

まず午前 10時から、村山敏勝会員(成蹊大学)によるコプチェク『女なんてないと想像してごらん』をめぐって―『ケネディ暗殺の瞬間』を中心に」と番場 寛会員(大谷大学)による「フランスのラカン研究の展開の現状について」という研究報告が行われた。

そして、昼休みを挟んで、午後1時から会員総会が始まった。会員総会においては、事務局長による会務報告(論集第3号編集の進行状況、時期事務 局校の件など)が行われ、予決算が承認された(別紙参照)。次年度については、主として第4回大会の内容について、理事会で協議されていることが報告され た。

午後2時からはレンヌ第1大学のアラン・ジュランヴィル氏による「Lacan penseur de l’existence(実存の思索者ラカン)」と題された講演が行われたが、55名を越える会員・非会員が詰めかけて、講演後は活発な議論が行われた。 この模様は、論集第3号に掲載される予定である。

なお、午後1時から役員選挙の開票が行われ、その結果を受けて、講演会の後で、理事当選者による理事会が開催され、以下のような理事会の構成が決まっ た。

理事:石澤誠一・市村卓彦・大原知子・川崎惣一・佐々木 孝次(理事長)
原 和之・番場 寛・保科正章・湯浅博雄・若森栄樹 [以上、アイウエオ順]
事務局長:伊吹克己
会計監査:鈴江 毅

                                                                                               

◇日本ラカン協会第3回大会プログラム

日時:2002年11月29日(土)
場所:専修大学神田校舎(〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8)
研究発表:7号館762教室(6F)
大会及び講演会:7号館731教室(3F)
交通: 営団地下鉄・神保町駅 徒歩3分
大会参加費 : 無料

1. 研究発表  午前10時~11時45分
・午前 10時00分~午前10時45分 村山敏勝(成蹊大学)
コプチェク『女なんてないと想像してごらん』をめぐって
――『ケネディ暗殺の瞬間』を中心に」
・午前11時00分~午前11時45分 番場 寛(大谷大学)
フランスのラカン研究の展開の現状について」
(発表時間30分、質問時間15分)

2. 理事会  午後0時~1時

3. 総会  午後1時~2時
①議長選出
②会務報告… 論集刊行に関する報告など
③決算(2002/2003年度)審議
④予算(2003/2004年度)審議
⑤次年度活動計画

4. 講演会  午後2時~5時30分

日本ラカン協会講演会
Lacan penseur de l’existence(実存の思索者、ラカン)
講演者 : A.ジュランヴィル(Alain Juranville レンヌ大学)
通訳者 : 原 和之(電気通信大学)

5. 懇親会  午後6時~  於 イタリア食堂 Pago Pasto 、懇親会費5000円。