第6回大会


日本ラカン協会第6回大会報告  

  2006年12月2日、本協会第6回大会及び総会が専修大学神田校舎において開催されました。

  午前 10時から、萩原優騎会員(国際基督教大学COEリサーチ・フェロー)による「環境倫理学研究における精神分析的観点の必要性――主体と社会の再帰化が進 行する状況下での意思決定について――」、および入江容子会員(一橋大学大学院博士課程)による「「歴史の終焉」以後の「性的差異」の問題 ― ドン・ ジュアンをめぐって」という研究報告が行われました。

  次に、昼休みを挟んで、午後1時から会員総会がおこなわれました。
会員総会においては、事務局長による会務報告が行われ、予 決算が承認されました(別紙参照)。次年度の活動計画としてはワークショップおよび大会シンポジ ウム、論集の発行、読書会・研究会の開催が計画されている旨報告がありました。

  午後2時からは石澤誠一会員(大阪府立大学)による「フロイト生誕150年記念講演−−フロイトと「性」」が行われました。ひきつづいて開催されたミニシ ンポジウム〈精神分析における「性」の問題〉では、原和之会員(東京大学)および川崎惣一会員(城西国際大学)がそれぞれ「シニフィアンからファルスへ」 および「女性のセクシュアリティ」と題して提題をおこない、午後5時半の予定時刻をこえて活発な議論が行われました。

  シンポジウム終了後は、昨年に続き、レストラン「Bon Biveur 海」において懇親会が開催され、約20名の会員が出席し、盛会のうちに終了しました。



日本ラカン協会第6回大会プログラム  

 日時:2006年12月2日(土)
 場所:専修大学神田校舎1号館303教室(3F)
     (〒101-8425 東京都千代田区神田神保 町3-8)
 交通: 営団地下鉄・神保町駅 徒歩3分
  講演+シンポジウム参加費 会員:無料 / 非会員 : 1,000円

 1.研究発表:午前10時〜11時45分 (発表時間30分、質問時間15分)
  10:00-10:45 萩原優騎 (国際基督教大学COEリサーチ・フェロー)
      環境倫理学研究における精神分析的観点の必要 性
      ―主体と社会の再帰化が進行する状況下での意思決定について―
      ・発表要旨 Word ファイル形式 : テキストファイル形式
  11:00-11:45 入江容子 (一橋大学大学院博士課程)
      「歴史の終焉」以後の「性的差異」の問題―ドン・ジュアンをめぐって
      ・発表要旨 Word ファイル形式 : テキストファイル形式

  ・研究発表に関しましては会員外の参加も無料です。

 2.昼休み 午後0時〜1時

 3.総会 午後1時〜2時
  1.議長選出
  2.会務報告… 論集刊行に関する報告など
  3.決算(2005/2006年度)審議
  4.予算(2006/2007年度)審議
  5.次年度活動計画

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【講演+シンポジウム】 午後2時〜5時15分
参加費 会員:無料 / 非会員 : 1,000円
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 4.講演 午後2時〜3時
 講演者 :石澤誠一(大阪府立大学)
   題目 : フロイト生誕150年記念講演――フロイトと「性」

 5.ミニ・シンポジウム 午後3時15分〜5時15分
 〈精神分析における「性」の問題〉
 提題者 : 原和之 (東京大学)
       シニフィアンからファルスへ
 提題者 : 川崎惣一 (城西国際大学)
       女性のセクシュアリティについて

 6.懇親会 午後6時〜  ◆ 会場:「Bon Biveur 海」 会費5,000円.