事務局報告
1. 会員動向
2024年7月末日までに承認された新入会員は8名。退会者は0名。以上の結果、現在の会員数は87名(A会員55名、B会員32名)となります。
尚、会員の資格については規約にある通りですが、理事会としては協会設立の精神に則り、できるかぎり幅広く会員を募って参りたいと考えています。入会をご希望される方や新たに会員の紹介を考えている会員の方で、会員の資格を充たしていないのではないかとお考えの方は、まず事務局にお問い合わせ下さい。
2.第23回大会及び総会について
2023年11月26日、本協会第23回大会及び総会が京都大学大学院人間・環境学研究科棟333教室(Zoomを利用したハイブリッド形式)にて開催されました。
午前11時から橋本和樹氏(パリ第8大学)による「La psychothérapie institutionnelleの治療論 実践から出発するテクスト読解の試論 転移,移行,要求の迂回」〔司会:上尾真道理事(広島市立大学)〕の研究報告が行われました。
次に、昼休みを挟み、午後1時15分から会員総会が行われました。
会員総会においては、牧瀬事務局長による会務報告(論集第23号の編集進行状況、次年度の活動予定など)が行われ、予決算が承認されました。またハラスメント対応に関する条項が、協会運営細則に追加されることも承認されました。次年度については、主として、理事会メンバーによる非会員有料のオンライン連続セミナー「『エクリ』を読む」及び第24回大会の内容について理事会で協議されていることが報告されました。
午後2時からはシンポジウム「自閉症をめぐって」が開催されました。当日は、会員および会員外の参加者が集まる中、池田真典氏(別府大学)による「Les transferts multiples dans les soins de l’autisme」、ニコラ・タジャン会員(京都大学)による「Apports et limites de “la Différence autistique”」、アラン・ヴァニエ氏(精神科医、精神分析医)による「Quelques hypothèses à partir de traitements d’enfants autistes」、以上3つの報告が行われました。その後、松本卓也理事(京都大学)を司会とし、活発な議論が交わされました。
なお、大会当日は午前11時半から役員選挙の開票が行われ、新たな理事・会計監査として、以下11名が選出されました。
理事(五十音順):上尾真道、遠藤不比人、河野一紀、小林芳樹、佐藤朋子、立木康介、原和之、福田大輔、牧瀬英幹、松本卓也
会計監査:川崎惣一
また、役員選挙後に開催された理事会において、小林芳樹理事を理事長に、牧瀬英幹理事を事務局長とすることが決定されました。
3.オンライン連続セミナー「『エクリ』を読む」および年次大会について
今年度の日本ラカン協会の年間テーマは「『エクリ』を読む」に決まり、このテーマに基づいて、理事会メンバーによるオンライン連続セミナー「『エクリ』を読む」、さらには年次大会を開催することに決まりました。
2023年11月12日には小林理事長による「転移についての発言」、2024年1月28日には牧瀬理事による「ローマ講演」、2月18日には小林理事長による「典型治療のヴァリアント」、3月17日には河野理事による「フロイト的物」、4月21日には原理事による「文字の審級」、6月30日には立木理事による「治療の方向づけ」のセミナーが開催されました。
4.連続セミナー「『エクリ』を読む」について
昨年5月より、協会理事がリレー形式で講師を務め、『エクリ』の主要論文を解説するオンライン連続セミナー「『エクリ』を読む」をスタートさせました。本年11月まで、残り4回のセミナーを予定しています。2024年9月1日には福田理事による「カントとサド」、9月15日には原理事による「主体の転覆と欲望の弁証法」、10月27日には上尾理事による「科学と真理」、11月17日には工藤会員による「精神分析とその教育、1956年における精神分析の状況と精神分析家の育成」が開催される予定です。
5.機関誌の発行
第24号につきましては、協会の活動を反映させた「『エクリ』を読む」特集号となる予定で、2025年秋の刊行を目指して準備を進めております。
6.機関誌24号掲載予定の投稿論文の公募
機関紙第20号に掲載される論文を公募いたします。締め切りは、2024年12月末日、枚数は、400字詰め原稿用紙で50枚程度、テーマは、ラカンおよび精神分析に関するもの。会員諸氏におかれましては、奮っての御応募をお願いいたします。提出方法につきましては、事務局までお問い合わせ下さい。
7.年間テーマ、大会シンポジウム/ワークショップ/講演会のテーマ及び提題者について
理事会では、広く会員の皆様より、テーマ並びに提題者についてご希望、ご提案を募り、会を弾力的に運営していきたいと考えております。そのため、もしご意見等がございましたら、ぜひ事務局までお寄せいただければ幸いです。
8.メールへの移行について
すでにお知らせしました通り、理事会において、財務状況の改善、事務作業の効率化の観点から、会員の皆様への連絡手段を、可能な範囲でメールに移行することが承認されました。今後、メールでの連絡に移行して構わないとお考えの会員の皆様は、事務局のメールアドレス(sljsecretariat@netscape.net)までその旨お知らせ下さい。
お知らせいただきましたアドレスについては、協会の連絡以外には利用しません。また、アドレスの管理については細心の注意を払って行う所存です。皆様のご理解とご協力を賜りましたら幸いです。
◇ 過去の会務・事務局報告
2023/2024年度 会務報告 第2号 (Word 22KB)
2023/2024年度 会務報告 第1号 (Word 28KB)
2022/2023年度 会務報告 第2号 (Word 22KB)
2022/2023年度 会務報告 第1号 (Word 24KB)
2021/2022年度 会務報告 第2号 (Word 20KB)
2021/2022年度 会務報告 第1号 (Word 23KB)
2020/2021年度 会務報告 第2号 (Word 21KB)
2020/2021年度 会務報告 第1号 (Word 22KB)
2019/2020年度 会務報告 第2号 (Word 19KB)
2019/2020年度 会務報告 第1号 (Word 20KB)
2018/2019年度 会務報告 第2号 (Word 33KB)
2018/2019年度 会務報告 第1号 (Word 33KB)
2017/2018年度 会務報告 第2号 (Word 33KB)
2017/2018年度 会務報告 第1号 (Word 33KB)
2016/2017年度 会務報告 第2号 (Word 42KB)
2016/2017年度 会務報告 第1号 (Word 21KB)
2015/2016年度 会務報告 第2号 (Word 24KB)
2015/2016年度 会務報告 第1号 (Word 21KB)
2014/2015 年度 会務報告 第2号 (Word 24KB)
2014/2015年度 会務報告 第1号 (Word 21KB)
2013/2014年度 会務報告 第2号 (Word 32KB)
2013/2014年度 会務報告 第1号 (Word 32KB)
2012/2013年度 会務報告 第1号 (Word 32KB)
2008/2009年度 会務報告 第1号 (Word 22KB)
2007/2008年度 会務報告 第1号 (Word 22KB)
2006/2007年度 会務報告 第2号 (Word 23KB)
2006/2007年度 事務局報告 (Word 56KB)
2006/2007年度 会務報告 第1号 (Word 23KB)
2005/2006年度 会務報告 第2号 (Word 24KB)
2005/2006年度 事務局報告 (Word 56KB)
2005/2006年度 会務報告 第1号 (Word 21KB)
2004/2005年度 会務報告 第2号 (Word 24KB)
2004/2005年度 事務局報告 (Word 56KB)
2004/2005年度 会務報告 第1号 (Word 22KB)
2003/2004年度 会務報告 第2号 (Word 23KB)
2003/2004年度 事務局報告 (Word 56KB)
2003/2004年度 会務報告 第1号 (Word 22KB)
2002/2003年度 会務報告 第2号 (Word 22KB)
2002/2003年度 事務局報告 (Word 56KB)
2002/2003年度 会務報告 第1号 (Word 22KB)
2001/2002年度 会務報告 第2号 (Word 24KB)
2001/2002年度 事務局報告 (Word 56KB)
2001/2002年度 会務報告 第1号 (Word 20KB)
2000/2001年度 会務報告 第2号 (Word 56KB)
2000/2001年度 事務局報告 (Word 56KB)