会務報告・事務局報告

事務局報告

 

1.  会員動向
 2020年7月末日までに承認された新入会員は3名。退会者はなし。以上の結果、現在の会員数は102名(A会員57名、B会員45名)となります。
 尚、会員の資格については規約にある通りですが、理事会としては協会設立の精神に則り、できるかぎり幅広く会員を募って参りたいと考えています。入会をご希望される方や新たに会員の紹介を考えている会員の方で、会員の資格を充たしていないのではないかとお考えの方は、まず 事務局にお問い合わせ下さい。

2.第19回大会及び総会について
 2019年12月8日、本協会第19回大会及び総会が専修大学神田校舎において開催されました。
 午前10時から研究発表が開始され、森綾子会員(護国寺こころの森相談室)による「『ふつうの精神病』の一症例」〔司会:牧瀬英幹理事(中部大学)〕、上尾真道会員(京都大学人文科学研究所)による「フロイト的ダイモーンの二つの相貌-1910年代神経症論の再訪」〔司会:佐藤朋子理事(金沢大学)〕、以上二つの研究報告が行われました。

 次に、昼休みを挟み、午後1時30分から会員総会が行われました。
 会員総会においては、牧瀬事務局長による会務報告(論集第19号の編集進行状況、次年度の活動予定など)が行われ、予決算が承認されました。次年度については、主として、第29回・30回ワークショップ及び第20回大会の内容について理事会で協議されていることが報告されました。

 午後2時30分からはシンポジウム〈フロイディズムと哲学〉が開催されました。当日は、会員および会員外の参加者が詰めかけ、原和之理事(東京大学)による「『哲学』の複視:バディウによる『ラカン』」、藤本一勇氏(早稲田大学)による「デリダにおける『精神分析的なもの』」、中山徹氏(一橋大学)による「ジジェクと死の欲動-イデオロギー理論から弁証法的唯物論へ」という、以上三つの報告が行われました。その後、立木康介理事(京都大学)を司会とし、活発な議論が交わされました。シンポジウム終了後は、会場近くの「中華料理 源来酒家」において懇親会が開催され、約20名の参加者を得て、盛会のうちに終了しました。

 なお、大会当日は午後1時から役員選挙の開票が行われ、理事・会計監査として、以下8名が選出されました。
  理事(五十音順):小林芳樹・立木康介・原和之・福田大輔・福田肇・牧瀬英幹・松本卓也
  会計監査:川崎惣一

 役員選挙後に開催された理事会において、立木康介理事を理事長に、牧瀬英幹理事を事務局長とすることが決定されました。また、佐藤朋子会員、遠藤不比人会員、河野一紀会員に委嘱理事をお願いすることも決まり、その後の依頼でいずれもご快諾いただくことができました。理事会では必要に応じ、規約の定める範囲で委嘱理事を弾力的に設置するべく検討を重ねております。

 現時点(2020年8月末日)での理事会の構成・会計監査は以下の通りです。
  理事(五十音順):遠藤不比人、河野一紀、小林芳樹・佐藤朋子・立木康介(理事長)・原和之・福田大輔・福田肇・牧瀬英幹(事務局)・松本卓也
  会計監査:川崎惣一

3.ワークショップおよび年次大会について
 今年度の日本ラカン協会の年間テーマは「ラカンはいかにしてラカンとなったか-精神分析家ジャック・ラカンの生成と展開」に決まり、このテーマに基づいて夏と秋のワークショップ、さらには年次大会を開催することに決まりました。
 しかしながら、新型コロナウィルスの感染拡大の状況に鑑み、当初2020年7月5日に開催を予定していた第29回ワークショップ「精神分析と人類学」は、開催延期を決定いたしました。新たな開催日時・開催方法については、決定でき次第、本協会HP、もしくは本協会MLにて、改めて告知いたします(目下、2021年初旬の開催を検討しています)。
 秋のワークショップ、年次大会につきましても、新型コロナウィルスの感染拡大の動向を踏まえつつ、オンライン開催の可能性も含めて検討を進め、決定でき次第、本協会HP、もしくは本協会MLにて、改めて告知いたします。

4.機関誌の発行
 第20号につきましては、協会の活動を反映させた「ラカンはいかにしてラカンとなったか-精神分析家ジャック・ラカンの生成と展開」特集号となる予定で、2021年秋の刊行を目指して準備を進めております。

5.機関誌20号掲載予定の投稿論文の公募
 機関紙第20号に掲載される論文を公募いたします。締め切りは、2020年12月末日、枚数は、400字詰め原稿用紙で50枚程度、テーマは、ラカンおよび精神分析に関するもの。会員諸氏におかれましては、奮っての御応募をお願いいたします。提出方法につきましては、事務局までお問い合わせ下さい。

6.年間テーマ、大会シンポジウム/ワークショップ/講演会のテーマ及び提題者について
 理事会では、広く会員の皆様より、テーマ並びに提題者についてご希望、ご提案を募り、会を弾力的に運営していきたいと考えております。そのため、もしご意見等がございましたら、ぜひ事務局までお寄せいただければ幸いです。

7.メールへの移行について
 すでにお知らせしました通り、理事会において、財務状況の改善、事務作業の効率化の観点から、会員の皆様への連絡手段を、可能な範囲でメールに移行することが承認されました。今後、メールでの連絡に移行して構わないとお考えの会員の皆様は、事務局のメールアドレス(sljsecretariat@netscape.net)までその旨お知らせ下さい

 お知らせいただきましたアドレスについては、協会の連絡以外には利用しません。また、アドレスの管理については細心の注意を払って行う所存です。皆様のご理解とご協力を賜りましたら幸いです。

◇ 過去の会務・事務局報告

 2018/2019年度  会務報告 第1号  (Word  33KB)

 2017/2018年度  会務報告 第2号  (Word  33KB)
 2017/2018年度  会務報告 第1号  (Word  33KB)

 2016/2017年度  会務報告 第2号  (Word  42KB)
 2016/2017年度  会務報告 第1号  (Word  21KB)

 2015/2016年度  会務報告 第2号  (Word  24KB)  
 2015/2016年度  会務報告 第1号  (Word  21KB)
 
 2014/2015 年度  会務報告 第2号  (Word  24KB) 
 2014/2015年度  会務報告 第1号  (Word  21KB)

 2013/2014年度  会務報告 第2号  (Word  32KB)  
 2013/2014年度  会務報告 第1号  (Word  32KB)

 2012/2013年度  会務報告 第1号  (Word  32KB) 

 
 2008/2009年度  会務報告 第2号  (Word  31KB)
 2008/2009年度  会務報告 第1号  (Word  22KB)

 2007/2008年度  会務報告 第1号  (Word  22KB)

 2006/2007年度  会務報告 第2号  (Word  23KB)
 2006/2007年度  事務局報告       (Word  56KB)
 2006/2007年度  会務報告 第1号  (Word  23KB)

 2005/2006年度  会務報告 第2号  (Word  24KB)
 2005/2006年度  事務局報告       (Word  56KB)
 2005/2006年度  会務報告 第1号  (Word  21KB)

 2004/2005年度  会務報告 第2号  (Word  24KB)
 2004/2005年度  事務局報告       (Word  56KB)
 2004/2005年度  会務報告 第1号  (Word  22KB)

 2003/2004年度  会務報告 第2号  (Word  23KB)
 2003/2004年度  事務局報告       (Word  56KB)
 2003/2004年度  会務報告 第1号  (Word  22KB)

 2002/2003年度  会務報告 第2号  (Word  22KB)
 2002/2003年度  事務局報告       (Word  56KB)
 2002/2003年度  会務報告 第1号  (Word  22KB)

 2001/2002年度  会務報告 第2号  (Word  24KB)
 2001/2002年度  事務局報告       (Word  56KB)
 2001/2002年度  会務報告 第1号  (Word  20KB)

 2000/2001年度  会務報告 第2号  (Word  56KB)
 2000/2001年度  事務局報告       (Word  56KB) 
 2000/2001年度  会務報告 第1号  (Word  56KB)