第19回ワークショップ

日本ラカン協 会第19回ワークショップのご案内

  「欲望と(は)その解釈(である)」を読む

 日時: 2015年7月26日(日) 14:00〜18:00
 
場所:専修大学神田校舎7号館784教室
  (〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8)
    参加費:無料

 2012年より協会では、ワークショップと大会シンポジウムに関して、一つの共通テーマ を設定し議論を重ねることでその深化をはかるというかたちを試みています。2012年の「死 の欲動」、2013年の「不安」、2014年の「転移」に続いて、今年度は「欲望の弁証法――望むこと、求めること、幻想すること」と題して協会の活動を 展開していくことになりましたことをご報告いたします。
 夏のワークショップにおきましては、理論的な参照点としてセミネール6巻(未訳)『欲望とその解釈』を取り上げます。欲望のグラフの読解方法も含めて、 まずは原和之会員にセミネールについてご説明いただき、そのあと英国の精神分析家エラ・シャープ(1875-1947)の事例提示で扱われた夢について、 ラカンがどのように解釈したかを諸岡優鷹会員に紹介していただきます。最後に、阿部又一郎会員と小林芳樹会員にひとつの臨床事例を用いて、ラカンの提示し た喪の作業について議論を進めていただきます。

『欲望とその解釈』について

紹介者:原和之(東京大学)

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司会若森栄 樹(獨協大学)

エラ・シャープの夢分析について

提題者:諸岡優鷹(青山学院大学)

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司会若森栄 樹(獨協大学)

喪の作業における排除の母娘間連鎖―ケースを通して

提題者:阿部又一郎(東京医科歯科大学)
小林芳樹(東尾張病院)

各提題のあとに質疑応答の機会を設け、最後に提題者およびフロアの間での議論の時間をとる予定です。

以上