第12回ワークショップ


日本ラカン協会第12回ワークショップ詳細  


  日本ラカン協会では以下の要領で第12回ワークショップを開催致します。
  どなたでも参加可能ですので、ふるってご参加下さい(参加費無料)。


 日時:2011年10月23日(日) 14:00〜18:00
 場所:
専修大学神田校舎7号館774教室(7F)
 (〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8)
 参加費:無料
 
  タイトル:「死の欲動」概念の再評価

「死の欲動」の概念は、それ自体が精神分析のなかでつねに大きな論議の的となってきた概念であるととともに、フロイトが第一世界大戦というヨー ロッパの大きな出来事と接するなかで練り上げていったという点で、独特の位置を占めている。日本ラカン協会では、この秋の活動においてこの概念を一つのモ デルケースとして位置づけ、精神分析の可能にする思考が同時代の事象と取り結ぶことのできる関係について考えてゆきたい。
 秋のワークショップでは、「死の欲動」の概念がフロイトでどのように練り上げられ、ラカンらによってどのように継承・展開されていったのか、その歴史的 経緯と背景を中心に検討する。そして、この点について一定の議論を共有した上で、最終的には12月に予定されている大会シンポジウムの議論につなげてゆき たい。

提題者 :  福田 大輔 (青山学院大学)

  戦争神経症の発見と死の欲動の〈発見〉

提題者 : 佐藤 朋子 (東京大学)

  「死の欲動」の導入の歴史的・理論的文脈

   ―フロイト『快原理の彼岸』の構成と主要主題

提題者 : 向井 雅明 (精神分析相談室)

  フロイトとラカンにおける死の欲動


司 会  : 原 和之 (東京大学)

(各提題 40分)
     
以上