第4回大会


日本ラカン協会第4回大会報告  

 日本ラカン協会第4回大会報告
 2004年12月11日、本協会第3回大会及び総会が専 修大学神田校舎において開催されました。

 午前 10時から、小長野航太会員(専修大学)による「ラカンとメルロ=ポンティ ─ラカンの『モーリス・メルロ=ポンティ』をめぐって」と河野智子会員(お茶 の水 女子大学)による「読まれることのない『手紙』―エドガー・アラン・ポウと幽霊について」という研究報告が行われました。

 次に、昼休みを挟んで、午後1時から会員総会がおこなわ れました。
 会員総会においては、事務局長による会務報告(論集第4 号編集の進行状況、次期事務局校の件など)が行われ、予決算が承認されました(別紙参照)。次年度については、主として、第2回ワークショップ及び第5回 大会の内容について、理事会で協議されていることが報告されました。

 午後2時からはシンポジウム「生成するセクシュアリ ティ」が開催されました。
65名を越える会員・非会員が詰めかけ、提題者3名による 発表、 若森栄樹氏(獨協大学)「<forclusion>の概念をめぐって」、原和之氏(東京大学)「言語から性へ:理論的架橋の試み」、 保科正章氏(保科メンタルクリニック)「セクシュアリティー、現実界の穿孔」のあと、午後5時半の予定時刻をこえて活発な議論が行われた。

 シンポジウム終了後は、昨年に続き、レストラン 「Pago Posto」において懇親会が開催され、30名の会員が出席し、盛会のうちに終了した。



日本ラカン協会第4回大会プログラム  

 日時:2004年12月11日(土)
 場所:専修大学神田校舎7号館731教室(3F)
     (〒101-8425 東京都千代田区神田神保 町3-8)
 交通: 営団地下鉄・神保町駅 徒歩3分
 大会参加費 : 無料

 1. 研究発表  午前10時〜11時45分  (発表時間30分、質問時間15分)
 ・午前 10時00分〜午前10時45分
  小長野航太(専修大学大学院博士課程) 司会:川崎惣一(城西国際大学)
  …ラカンとメルロ=ポンティ ─ラカンの「モーリス・メルロ=ポンティ」をめぐって
 ・午前11時00分〜午前11時45分
  河野智子(お茶の水女子大学院博士課程) 司会:村山敏勝(成蹊大学)
  …読まれることのない『手紙』―エドガー・アラン・ポウと幽霊について

 2. 昼休み  午後0時〜1時
 この時間に理事会が782教室(8階)で開催されます。
 理事の方々はこの教室にお集まりください。

 3. 総会  午後1時〜2時 
 @議長選出
 A会務報告… 論集刊行に関する報告など
 B決算(2003/2004年度)審議 
 C予算(2004/2005年度)審議
 D次年度活動計画

 4. シンポジウム  午後2時〜5時30分

 日本ラカン協会シンポジウム 〈生成するセクシュアリティ〉
 提題者 : 若森栄樹 (獨協大学)
          <forclusion>の概念をめぐって
 提題者 : 原 和之 (東京大学)
       言語から性へ:理論的架橋の試み
 提題者 : 保科正章 (保科メンタルクリニック)
       セクシュアリティー、現実界の穿孔

 5. 懇親会  午後6時〜  於 イタリア食堂 Pago Pasto 、懇親会費5000円。