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第2回大会
日本ラカン協会第2回大会報告
去る2002年11月30日、日本ラカン協会第2回大会が専修大学神田校舎におい
て開催されました。
〈一般研究発表〉
志津史比古氏 : 理想について
原 和之氏 : ラカンと論理学
− 1960年代における選言命題の利用について
佐々木孝次氏 : 解釈と暴力
〈シンポジウム〉「オイディプス・コンプレックス」
提題者 若森栄樹氏 : オイディプス・コンプレックスの射程
妙木浩之氏 : 可能性としてのエディプス・コンプレックス−その論理
芝崎和美氏 : 精神分析とフェミニズム
司会 石澤誠一氏
尚、総会における報告及び議決事項に関しては、本総会における報告及び議決事項は以下の通りです。
@論集の刊行状況に関する報告
本協会の論集「I.R.S.―ジャック・ラカン研究―」の刊行が、本協会の大会(11月開催)と同時に会員に配布するという当初の予定よりもかなり遅れ
ておりますが、事務局といたしましては、今後、論集第2号以降の刊行を少しずつ早めることで、しかるべき状態に戻してゆきたいと考えております。この計画
にしたがって、論集第2号は2003年4月に刊行できるようなスケジュールをたてております。
A本協会の規約の修正について
日本ラカン協会規約第五条に、以下棒線部で示した文言を付加すること、
すなわち、
(会員の資格)
第五条 本会の会員は、次の資格を充たすものとする。
一 ジャック・ラカン及び精神分析の業績に関心をもち、その研究を志す者
二 大学学部卒業2年以上経過している者、ただし、理事会の承認があれば必
ずしもこれを充
たしていなくてもよい
三 会員二名の紹介を受けた者
が承認されました。
B会計報告及び予算案について
2001/2002年度の会計報告及び2002/2003年度の予算案が承認されました。
C論集の公募論文が不採用であった場合の対応に関する報告
当協会の論集に応募いただいた公募論文が不採用であった場合、これまでは結果を応募者に通知するのみでしたが、理事会・編集委員会にて協議した結果、今
後は編集委員長が責任をもって不採用の理由を明記した文書を作成し応募者に送付することが、理事会にて決定されました。
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日本ラカン協会第2回大会プログラム
日時:2002年11月30日(土)
場所:専修大学神田校舎7号館731教室(3F)
(〒101-8425 東京都千代田区神田神保
町3-8)
交通: 営団地下鉄・神保町駅 徒歩3分
大会参加費 : 無料
1. 研究発表 午前9時30分〜11時45分
・午前 9時30分〜 志津 史比古(専修大学大学院)
「理想について」
・午前10時15分〜 原 和之(電気通信大学)
「ラカンと論理学 − 1960年代における選言命題の利用につ
いて」
・午前11時00分〜 佐々木 孝次(専修大学)
「解釈と暴力」
(発表時間は30分、質問時間を15分とする)
2. 理事会 午後0時〜1時
3. 総会 午後1時〜2時
@議長選出
A会務報告(事務局長代理:川崎) … 論集刊行に関す
る報告など
B決算(2001/2002年度)審議
C予算(2002/2003年度)審議
D次年度活動計画 … 次回大会シンポジウムのテーマ、
会員資格の検討など
4. シンポジウム 午後2時〜5時30分
日本ラカン協会シンポジウム 「オイディプス・コンプレックス」
提題者 : 妙木浩之「可能性としてのエ
ディプス・コンプレックス ― その論理」
若森栄樹「エディプス・コンプレックスの射程」
芝崎和美「精神分析とフェミニズム」
司会 : 石澤誠一
5. 懇親会 午後6時〜 於 イタリア食堂
Pago Pasto 、懇親会費5000円。
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